報恩講を厳修 2021年はインターネットで配信

202122日、東本願寺真宗会館(東京都練馬区)で当会の報恩講を厳修いたしました。

当初、一昼夜(いっちゅうや=初日の逮夜、二日目の晨朝並びに日中の三法要)での厳修を計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の再発出を受け、やむを得ず日程を大幅に変更して日中法要のみの厳修となりました。また、例年100名以上のご門徒に参詣いただいてきたこの報恩講も、今回は参詣をお断りせざるを得ませんでした。

法要の様子は、動画配信サービスYouTubeでライブ配信し、その視聴数は70名を超え、画面を通して各開教所のご門徒をはじめとする多くの方々に日中法要のお勤めに出遇っていただくことができました。集まる場を作れずともお勤めに出遇うことができる「インターネット配信」という手段が、親鸞聖人の念仏の教えに触れるための「新たな道筋」の一つであることを再認識いたしました。

ご法話の講師として、真城義麿先生(真宗大谷学園専務理事)においでいただく予定でしたが、真城先生にご執筆いただいた文章を冊子化して各開教所のご門徒に届け、聴聞に替えることとなりました。

『相続と聞法』と題された法話冊子では、時代状況が変わってもぶれずに貫き通すべきことを、たて糸を意味する「経」の字で表してきた先達の願いや、今まで相続されてきた仏事にかけられた願いなどが語られました。本来の計画からは大きく縮小した形となりながらも、お勤めをし、教えを聞くことで自分自身に出会いなおす機縁となることが願われる報恩講となりました。

来年2022年の報恩講には、改めて真城先生に真宗会館へご出講いただき、ご法話をいただく計画としております。詳細が決まりましたらこのサイトでご案内いたしますので、ぜひご予定ください。

報恩講の勤行

Youtubeで配信

蓮如上人の御文(三帖目十一通『毎年不闕』)