2021年度 首都圏大谷派開教者会報恩講厳修

首都圏大谷派開教者会 報恩講 「親鸞聖人に遇う」

 (勤行の様子)

  (開教者会 本多惠昭会長挨拶)

去る2022年2月20日、首都圏大谷派開教者会の報恩講を厳修いたしました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から出仕者を含めた数人のみ真宗会館に参詣し、ご門徒の皆さまにはYouTubeLIVE配信にてご参詣いただく形となりました。また、真城義麿先生のご法話は、事前に収録した映像を配信することといたしました。真城先生におかれましては急遽の対処につきましてご理解とご協力を賜りまして、改めて感謝申しあげます。

 (法話配信の様子 画面は講師の真城義麿氏)

 今回、真城先生から「聞いてくださる師」という講題のもとご法話をいただきました。親鸞聖人にとっての法然上人、あるいはご自身の経験やウィリアム・アーサー・ワード氏の師の定義などを通して、真の師(善知識)は「教えてくださる師」ではなく「聞いてくださる師」という存在こそが本当の師なのではないのかと教えてくださいました。問いを持つ者と共に悩み、共に聞いていってくださる姿こそ、真の師の姿であるという確かめです。
 報恩講というのは親鸞聖人の御命日を縁に勤まる法要ですが、そこには親鸞聖人を師と仰ぐ気持ちが流れております。拝読文の中にも「師徳報謝」という言葉が出てまいります。ではその師とは私にとってどのような師であるのか。また、当会の報恩講では「親鸞聖人に遇う」というテーマを掲げておりますが、どのような存在としての親鸞聖人に遇うのであろうか。そのような課題を特にいただきました。

最後になりますが、次年度の報恩講は真宗会館に多くの方々と共に集い、共に聞法できることを念願しております。

配信いたしました真城先生のご法話「聞いてくださる師」は、こちらからご拝聴いただけます。

・日時

2022年2月20日(日)午前10時~

・式次第

 開式 真宗宗歌、挨拶 本多惠昭(首都圏大谷派開教者会会長・開教所聞信寺)

 勤行

 法話 真城義麿氏(真宗大谷学園専務理事・愛媛県今治市善照寺住職)

  講題「聞いてくださる師」

 閉式 挨拶 宮尾隆造氏(東京宗務出張所長)

  恩徳讃