真宗本廟奉仕団研修会(2022年5月10~11日)

 去る5月10日~11日、真宗本廟(東本願寺)奉仕団研修を開催いたしました。ここ数年、同朋会館の修繕工事や新型コロナウイルス感染症拡大のため延期しておりましたので、久しぶりの本山です。

御影堂(御影堂門から)

 首都圏大谷派開教者会では、年に一度は本山である京都東本願寺(真宗本廟)に参拝し、親鸞聖人に真向い、身を置いて暮らす一日を大切にしてきました。同朋会館で寝食を共にし、勤行・法話・語り合い・清掃などを通して日常を見つめなおし、あらたに開教活動に取り組む機縁となることを願いとしています。


集合写真

 研修会では、同朋会館教導の梅溪得文先生に「葬儀の意義」をテーマとし、儀式の変遷、加速する儀式の簡素化とその原因、教えに基づいた儀式の意義などについて、掘り下げて講義をいただきました。また、開教者それぞれの現状や取り組み、課題を語り合いました。
語り合いの中では、梅渓先生はもちろん、補導として日程全般をサポートしてくださった岡本大志氏、稲清水一美氏、興法慶実氏、日野史氏にも、それぞれの自坊を取り巻く現状や取り組みをお話いただき、教えが開かれる場の創造のご苦労などを共有することができました。改めて感謝申し上げます。

清掃奉仕の様子(御影堂門)

  部屋割り、食事、入浴と、人数制限や非対面など様々に感染対策が取られ、いつもと違う過ごし方ではありましたが、新しくなった同朋会館での一泊二日は快適で充実したものとなりました。特に旅館のお風呂のようになった浴場には、「おふろさいこー!」の声があがりました。写真で紹介できないのが残念です。